ビールのアルコール度数・カロリー・アレルギー|銘柄ごとに紹介
ビールは世界中の人々に愛されているお酒です。日本でも有名企業が「これぞ」という銘柄のビールを販売しており、それらのビールの喉越しと味は、季節関係なく私たちを楽しませてくれています。
この記事では、日本国内で特に有名な5つのビールメーカーと10の銘柄をご紹介します。また、話題のビールダイエットや気になるビールアレルギーについても説明させていただきます。
ビールの種類と銘柄
「ビール」とは、麦芽とホップと水に「酵母」を加え、発酵させたお酒のことを言います。
日本でお酒について定めている「酒税法」では、税金が関わるためにもう少し細かい原材料やアルコール度数についての定義がありますが、「ビールとはなにか」と言われたら、このようなお酒であると考えれば間違いないでしょう。
ビールの原材料に必ず含まれる「ポップ」は、ビールに香りをつけるための植物です。また、苦みをつくる、泡を長持ちさせる、殺菌効果でビールを腐らないようにするなど、ビールのために欠かせない役割を果たしています。
ビールといっても製造・発酵方法や副原料などによってさまざまな種類がありますが、日本でよく飲まれているのは「ピルスナー」というラガービールの一種です。色が「黄金色」であることや、軽い喉越しを特徴としています。
(※ラガービール…下面発酵=「ラガー」という製造方法でつくられるビール。上面発酵は「エール」と言います。)
日本で有名な「銘柄」は、次の通りです。「聞いたことがある・見たことがある」といったものがほとんどなのではないでしょうか。
アサヒビール…アサヒスーパードライ、プレミアム生ビール熟撰 など
ヱビスビール…エビスビール、ヱビスプレミアムブラック など
キリンビール…キリンラガービール、キリン一番搾り生ビール など
サッポロビール…サッポロ生ビール黒ラベル、サッポロラガービール など
サントリー…ザ・プレミアム・モルツ、モルツ など
ビールのアルコール度数は?
ビールのアルコール度数を銘柄ごとにご紹介します。
メーカー | 銘柄 | アルコール度数 (100mlあたり) |
アサヒビール | アサヒスーパードライ プレミアム生ビール熟撰 | 5.0% 5.5 % |
ヱビスビール | ヱビスビール ヱビスプレミアムブラック | 5.0% 5.0% |
キリンビール | キリンラガービール キリン一番搾り生ビール | 5.0% 5.0% |
サッポロビール | サッポロ生ビール黒ラベル サッポロラガービール | 5.0% 5.0% |
サントリー | ザ・プレミアム・モルツ モルツ | 5.5% 5.0% |
ビール500ml カロリーは?
定番の500ml缶ビール1本分の「カロリー」を、銘柄ごとにご紹介します。
あわせて100mlのカロリーと、それぞれの「糖質」も参考にしてみてください。
メーカー | 銘柄 | kcal /100ml | kcal /500ml | 糖質 /100ml | 糖質 /500ml |
アサヒビール | アサヒスーパードライ プレミアム生ビール熟撰 | 42 45 | 210 225 | 3 3.2 | 15 16 |
ヱビスビール | ヱビスビール ヱビスプレミアムブラック | 42 45 | 210 225 | 3 3.6 | 15 18 |
キリンビール | キリンラガービール キリン一番搾り生ビール | 42 41 | 210 205 | 3.2 2.7 | 16 13.5 |
サッポロビール | サッポロ生ビール黒ラベル サッポロラガービール | 40 40 | 200 200 | 2.9 2.9 | 14.5 14.5 |
サントリー | ザ・プレミアム・モルツ モルツ | 47 42 | 235 210 | 3.8 3.6 | 19 18 |
「ビールは太る」を覆す? ビールダイエット
カロリーや糖質を見ていただけるとわかる通り、実はビール自体それほど太る原因ではありません。ダイエット法に、「ビールダイエット」というものもあるほどです。
ビールの原材料であるホップには「キサントフモール」という、肥満改善効果のある成分が含まれています。また、カロリーに対して栄養価が高く、ビタミンB群やカリウムも豊富です。
また、ビールは炭酸でおなかいっぱいになりますので、おかずの量を減らすなど「食事の量を減らすダイエット」としても有効だと考えられます。「主食をビールに置き換える」という方法も考えられるでしょう。
「ダイエットするとしても、ビールだけは飲みたい」という方にとっては嬉しいダイエット方法かもしれません。
しかしもちろん、飲み過ぎてしまうとダイエットにはなりませんし、体質により合う・合わないの個人差もあります。あくまでも様子を見ながら試しましょう。
くれぐれも、無理は禁物です。
■ビールアレルギーに注意!
少量でもビールを飲むことにより、顔や身体が真っ赤になる、動悸や頭痛が起こる、鼻水が出る、腹痛・下痢を起こすといった症状が出る場合があります。
これはビールに対するアレルギー症状です。
「ビール酵母」はアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす原因)となりますので、注意してください。
また、小麦アレルギーのある人やアルコールアレルギーのある人も、可能な限りビールを避けるようにしましょう。
普段は平気でも、体調が崩れているときなどに症状が強く出る場合もあります。お酒はあくまでもご自身の体調に合わせて飲むようにしたいものです。
(症状は個人により異なるため、必ず医師に相談の上でビールをお楽しみください。)
ビールの世界は本当に広いものです。日本の有名な銘柄から世界中のさまざまな銘柄まで、いろいろ試してみるのもいいかもしれませんね。
いずれ「これが自分のお気に入り」という銘柄が見つかったら、おいしい料理やおつまみと共に楽しんでください。