オーガニックコーヒーのススメ

昨今、「オーガニック」という言葉はずいぶん一般的なものになってきました。オーガニックとは、「有機栽培の」という意味です。有機栽培とは、農薬や化学肥料などを用いず、自然な環境のなかで行われる農法(栽培方法)を指します。コーヒーにおいては普通のコーヒーとどのような違いが出るのでしょうか?以下、詳しくご説明します。

■オーガニックコーヒーと普通のコーヒーの違いは?

オーガニックコーヒーは「有機栽培によるコーヒー」のことです。一般的なコーヒーが農薬や化学肥料を利用している場合が多いのに比べ、オーガニックコーヒーはそれらの利用を抑えたものです。

そう聞くと、「一般的なコーヒーよりもオーガニックコーヒーのほうが身体によいのかな?」と思われるかもしれませんが、オーガニックコーヒーが特別身体にいいというわけではありません。なぜなら、オーガニックの目的はあくまでも「地球環境を悪化させない」というところにあるからです。

日本で販売されるコーヒー豆は、もともと厳しい基準をクリアした、人体に安全なものとなっています。オーガニックコーヒーは、これに加えて次のような規定があり、認定機関によるチェックが実施されています。

【オーガニックコーヒーの条件】
・過去3年以上の間、コーヒーを栽培する土地が殺虫剤、除草剤、化学肥料を使用していないこと
・コーヒー収穫後、加工段階においても添加物、加工補助剤の利用がないこと

オーガニックコーヒーは、このように厳しい基準をクリアしているため、「基本的な安全性に加え、さらに付加価値が高いコーヒー」と考えることができるでしょう。このオーガニックコーヒーと認定されたものには、日本の場合「有機JASマーク」がついています。

■オーガニックコーヒーのいいところ

先にも触れたように、オーガニックの利点は「地球に悪影響を及ぼさない」ということなので、とりわけコーヒーの味に影響するわけではありません。あくまでも「栽培方法」にこだわる方が、オーガニックコーヒーを選ぶ傾向にあります。

しかし、オーガニック農法で育てられたことで一層コーヒーの特性が引き立つ場合もあります。それを売りにしているオーナーやメーカーもあるので、各製造元の説明をよく読んでご自身に合ったコーヒーを探してみましょう。もちろん、化学的なものをできるだけ身体に入れたくない…と考える方にもオーガニックコーヒーはぴったりです。

なお、自然のままに育てられるコーヒーには、ポリフェノールやフラノボイド、ビタミン、ミネラルなどの含有量が高くなると考えられています。ポリフェノールは色の濃い植物に多く含まれている成分で、その色素によって種類が異なります。コーヒーに含まれるポリフェノールは「クロロゲン酸」といい、脂肪を消費しやすくなる効果をもっています。

■おすすめのオーガニックコーヒー

オーガニックコーヒーのなかでも特におすすめなのが、より安心して飲める「スペシャルティーコーヒー」と呼ばれるものです。これはとりわけ厳しい管理のもとで生産されるオーガニックコーヒーで、生産者、輸入業者、焙煎業者それぞれのこだわりが生きた仕上がりになっています。風味や味がとても素晴らしいものが多いので、興味をもたれた方は是非一度飲んでみてください。

この「スペシャルティーコーヒー」は、コーヒー豆の専門店や、あるいはインターネットなどでも購入することができます。コーヒー豆の専門店でオーガニックコーヒーの説明を聞いたり、インターネットで表示を確認したりしてみましょう。コーヒー豆の「強さ」とも言うべき味わいを、より実感できるのではないかと思います。

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